Zoom会議によって明らかになる前立腺の状態

多くの人の働き方がコロナ禍で一変し、リモートワークがニューノーマルになると考える専門職は、75%以上もいます1

リモートワークにはバーチャルミーティングが欠かせませんが、少々ぎくしゃくすることがあります。いきなり家族やペットの邪魔が入ったり、カメラをオンにするのを忘れたり、笑えることがあれば、うんざりすることもよくあります。大抵は順調に進みます。しかし、会議中に何度もトイレに行きたくなる男性にとっては、笑い事ではありません。

トイレが近いせいで、カメラをオフにして中座しなければならない場合、前立腺肥大症(BPH)かもしれません。BPHの症状は、生産性の低下、抑うつ状態、生活の質の低下を引き起こす可能性があります2。現在、在宅勤務による燃え尽き症候群があまりにも多いため、いつもの自分と違うように感じてしまうのも無理はありません。

前立腺肥大症によりライフスタイルがどのように制限されるか

加齢による前立腺肥大症(BPH)は、50歳代男性の40%以上、70歳代男性の80%以上が抱えている疾患です3。前立腺が肥大することで、尿道を圧迫して塞ぎ、尿意切迫、夜間の頻尿、膀胱を完全に空にできない、などの煩わしい排尿症状を引き起こします4。多くの場合、何度もトイレに出入りし、毎日の仕事をこなすだけなのに、トイレを気にして計画的に行動せざるを得なくなるのです。

ミュージシャンのコリー・Bさんは、トイレが近くなってから仕事に支障をきたすようになったそうです。通常の2~3時間のコンサートのステージに立つことができないのです。麻酔科医のデビッド・Bさんは、尿意切迫のため、一番近いトイレの場所を常に把握しつつ、手術中ずっと手術室にいられるように水分を制限しなければなりませんでした。映画のスタントマン歴40年以上のトム・Hさんは、大手映画会社の重役との会議中にトイレに行きたくなり、決まりが悪く、恥ずかしい思いをしたことを話してくれました。他の人が避けたいリスクを克服することに慣れているスタントマンには、本当に気まずかったと思います。バイクに乗ったりゴルフをしたりしている最中にトイレに行きたくなる、と述べた男性もいます。立て続けに実施されるオンライン会議で注目を浴びることも、今、多くの男性にとって課題になっています。

早期治療が症状緩和と生活の質の向上の鍵

BPHは生活の質に大きな影響を与え、生産性の低下やうつ状態を引き起こすことがあります2。治療を遅らせると、膀胱の健康状態が悪化する可能性があります5

重要なのは泌尿器科の医師に相談し、排尿症状による弊害を減らして、より活動的な生活を送ることができる治療法を見つけることです。医師からは、症状の重症度に応じて、経過観察アプローチ、低侵襲アプローチ、外科手術などが推奨される可能性があります。

BPH治療の選択肢の詳細については、こちらをご覧ください。

BPH 症状スコアの測定

BPH 症状スコアの測定

国際前立腺症状スコア(IPSS)質問票に回答し、症状の重症度を測定することができます。